19/20 PL 第4節 ウルブス 戦
今回は第3節 ウルブス 戦について書きます。
昨シーズンのウルブスとの試合は、1分1敗で負け越しています。2試合目は黒猫が入って話題になっていましたね。
ウルブス戦の試合中にピッチに乱入した黒猫。
— エバートンジャパン🇯🇵Everton Japan🏴 (@Everton_Japan) February 2, 2019
試合に負けていたエバートンのサポーターからは
''Sign him up!!''「彼と契約しろ」
というチャントも歌われました。
噂によれば、ピッチでの彼の素早い動きを見て、メディカルチェックは既にパスしたとか。
マンチェスター・キティ戦での出場に期待です。 pic.twitter.com/hLyC3iec8U
ウルブスは、低い位置からの組み立てもでき、何と言ってもカウンターが強力という印象です。特にボールを奪ってネベスから2トップのヒメネスまたはジョタにロングボール、2人のコンビネーションでフィニッシュまで持っていくのが得意なパターンだと思います。
試合総括
フォーメーション
⚠️ TEAM NEWS! ⚠️
— Everton (@Everton) September 1, 2019
3️⃣ changes from midweek
✅ Mina, Coleman, Gomes return!#EVEWOL pic.twitter.com/yhHHKB0Umw
怪我から復帰し、リンカーン戦に出場したデルフがこの試合でもスタメンに選ばれています。エバートンのメンバとして初出場になります。
試合内容
序盤から両チーム点を取り合いました。
ウルブスの連携ミスからリシャリソンが先制点、珍しくディニュが突破されトラオレのクロスからサイスのゴールで同点、シグルズソンのクロスにイウォビがあわせて勝ち越しと12分間で3点入りました。
その後は少しエバートンが優勢で進めますが、ベネットのスローインからヒメネスがきめて同点。そのまま終わるかと思いましたが、5分後にリシャリソンのヘディングで再度勝ち越し!!!素晴らしい!!!!
選手評
リシャリソン:
昨シーズン初戦同様ウルブス戦で2得点!
攻撃面では右サイドから左足で切り込んでシュート打ったり、サイドチェンジしたり、
縦に仕掛けてクロスあげたりとバリエーションを提供していました。
さらにウルブズの左サイドでのビルドアップ時は、左CHのサイスが寄せて、1FW+リシャリソン vs ボリ+ヴィナーグレ+サイスのように数的不利になる場面もある中、精力的にプレスバックを怠らず、守備面でも貢献していました。
イウォビ:
ナイスゴール!
デルフ:
派手なプレーはないですが、パスの出し方とか相手の逆の取り方とかがうまかったです。守備でもカウンターになりそうな場面で潰したりといいプレーを披露していました。グバミンが戻ってくるまではデルフとゴメスで行きそう。
ゴメス:
たまにパスミスしたりと調子があまり上がってないようでしたが、守備では体の強さを生かしてボールを奪ってカウンターの起点になっていました。
注目ポイント
エバートンのビルドアップ、プレッシングの部分です。
まずはエバートンのビルドアップ。ウルブスはプレミアリーグでは珍しくボール非保持時に532になるので取り上げました。
まず、ウルブスのFWのCBへのプレッシングの開始点はおそらくミドルサードへ入ったくらい。そのため、CHがCBの間に落ちるという場面は少なくCB陣は落ち着いてボールを前進できました。
そして、5バックをイウォビ、リシャリソン、キーンでピン留。ウルブスのCH(デンドンケルとサイス)がSBに寄せるのですが、広範囲をカバーする必要があり、サイドチェンジでスライドが遅れることがあります。
そのため、SB前にかなりスペースがあったのでビルドアップは特に苦もなく行えていました。
こちらのヒートマップを見ても分かると思います。
そこから、今節よく行なっていたパターンはSBのアンダーラップで相手CHを連れて行き、相手CHが開けたスペースをSHや、CHが使う、というもの。
そこでフリーになったSH, CHはクロスを入れたり、キーン, シグルズソンに楔を入れたりしていました。
ここでは例としてコールマンがアンダーラップでサイスを連れて行き、空いたスペースをゴメスが使ってクロスを入れる説明。
続いてプレッシングです。プレッシングについては昨シーズンと違ったため取り上げました。
ウルブスのビルドアップは、3CBが開いて3142または開いた3CBの間にネベスが降りて442となります。システム的に見ると噛み合いますが、昨シーズンは相手の3CBに対して2FWがプレスに行っていて、ウルブス側に数的優位でボールを持たれて後手後手に回っていました。が今節は、3CBの真ん中コーディにキーンが、ネベスに対してはシグルズソンが、サイドに開いたHVボリー, ベネットに対してはリシャリソンとイウォビがプレスに行っていました。そのため、ウルブスは昨シーズンのように思い通りにビルドアップできていなかったと思います。ビルドアップは低い位置からのロングボールが多く、また、ショートパスでつなぐ場面では、CHがサイドに開いて数的優位を作るという場面が見られましたがチャンスには繋がっていませんでした。
まとめ
昨シーズンはウルブスと勝ち点差3(ちょうど直接対決の勝ち点差分)で7位を譲りましたが今回、7位ひいては6位以内を目指すライバルとの直接対決に勝てたのは大きいですね!ウルブスは控え選手の層が厚いですね。この試合でクトローネ、ヴィナーグレ、サイス、トラオレがいい仕事をしていました。エバートンは攻撃のオプションはありますが、ディフェンス、特にCBの控えが物足りないですね。。。ホルゲート頑張ってほしい!
次節はボーンマスです!頑張れみんなのエバートン!