19/20 PL 第33節 エバートンvsトッテナム
トッテナムとは毎回タイトな試合になりますが、今回は2連勝と波に乗った状態で迎えました。さらに勝てば順位が交代するという状況でした。勝ちたかった!
試合総括
フォーメーション
⚠️ TEAM NEWS! ⚠️
— Everton (@Everton) July 6, 2020
1⃣ change
🇧🇷 Richarlison fit to start
🔙 Sidibé on the bench
💯 Davies makes 100th #PL appearance
COME ON YOU BLUES! #TOTEVE pic.twitter.com/5J9nQmmKGS
実際は、中盤の並びが少し違って以下の並びだったと思います。
LSH:イウォビ
LCH:シグルズソン
RCH:ゴメス
RSH:デイビス
試合内容
エバートンはボール保持時は、2341のような形を作っていました。
両SBのコールマンとディニュが初めから高い位置をとり、彼らのスペースにデイビス、シグルズソンが降りてました。トテナムは4231でまもってました。
エバートンの狙いとしては、サイドで数的優位を作り、高い位置を取っている両サイドバックをビルドアップの出口とすることだったと思います。そこから、相手CH、SBが寄せてきたところで、ライン間HSでイウォビ、リシャリソンに前を向いて持たせられるとチャンスになります。
前半は、主にトテナムの1FW+3MFのプレスに対し、2CB+3MFの数的優位になっていたため浮いたCBがドライブしたり、SBにロングパスするなどしてSB経由でチャンスを作っていました。
ただ、いい形でシュートまで持っていくことはできず、一番ゴールに近づいたのはカウンターで奪ってリシャリソンがシュートした前半終了間際のシーンでした。
一方エバートンのボール非保持時は442でしたが、両SHの役割が全く違いました。
これはレスター戦でも同じで、イウォビはチルウェルに裏を取られないようなマンマークに近い位置取りをしていました。
押し込まれて守備ブロックを作る際は両サイド一般的な442の位置取りをしていたと思います。
狙い2つあると思います。
1つ目はフィジカルが強く、運動量のあるイウォビのディフェンス力を買って、相手のストロングサイドのSBを抑えることだと思います。
実際、オーリエが高い位置でクロスを上げるシーンは少なかったです。
2つ目は、ルーカス、ロチェルソが低い位置まで降りたり自由に動くので中央を埋めるためにデイビスを内に絞らせていたと思います。
ベンデイビスがボールを持った時は、ミドルサードではデイビス、相手ファーストサードではリシャルリソンがプレスに行っていましたが、あんまり明確に決まっていなかったと思います。
ですがなるべくリシャリソンは高い位置に残して、ベンデイビスが攻めた時にきるスペースをカウンターで使いたかったと思います。
実際、前半8分くらいにその形でカウンターのチャンスになりそうでした。
前半はエバートンはアンラッキーな形で点を取られましたが、そのほかでは両チームボールをあまり苦なくボールを前に進めるも最後のところはしめてチャンスを作らせていませんでした。
後半はエバートンはイウォビに変えて、ゴードンを投入。
中盤はLMFはシグルズソン、LCHゴメス、RCHデイビス、RSHゴードンとなり、
ボール保持時は4231となりました。
前半重心が低かったエバートンですが、シグルズソンを一列あげたことにより、前にボールを運びやすくなりました。
そのため、チャンスは増えましたが後半も攻めきれず0vs1のまま試合は終了しました。
まとめ
点を取らないといけない後半にイウォビを下げたことから、アンチェロッティはイウォビにディフェンス面で期待しているみたいですね。
イウォビはその期待に応えられていると思います!
イウォビがいるサイドをアンチェロッティが警戒しているということが分かりますね!