エバートン戦術観察日記

プレミアリーグに所属するエバートンを戦術的に分析するブログです!

19/20 PL 第4節 ウルブス 戦

 

今回は第3節 ウルブス 戦について書きます。
昨シーズンのウルブスとの試合は、1分1敗で負け越しています。2試合目は黒猫が入って話題になっていましたね。

ウルブスは、低い位置からの組み立てもでき、何と言ってもカウンターが強力という印象です。特にボールを奪ってネベスから2トップのヒメネスまたはジョタにロングボール、2人のコンビネーションでフィニッシュまで持っていくのが得意なパターンだと思います。
 

試合総括

フォーメーション

 

怪我から復帰し、リンカーン戦に出場したデルフがこの試合でもスタメンに選ばれています。エバートンのメンバとして初出場になります。

 

試合内容

序盤から両チーム点を取り合いました。
ウルブスの連携ミスからリシャリソンが先制点、珍しくディニュが突破されトラオレのクロスからサイスのゴールで同点、シグルズソンのクロスにイウォビがあわせて勝ち越しと12分間で3点入りました。
その後は少しエバートンが優勢で進めますが、ベネットのスローインからヒメネスがきめて同点。そのまま終わるかと思いましたが、5分後にリシャリソンのヘディングで再度勝ち越し!!!素晴らしい!!!!
 

選手評

リシャリソン:
昨シーズン初戦同様ウルブス戦で2得点!
攻撃面では右サイドから左足で切り込んでシュート打ったり、サイドチェンジしたり、
縦に仕掛けてクロスあげたりとバリエーションを提供していました。
さらにウルブズの左サイドでのビルドアップ時は、左CHのサイスが寄せて、1FW+リシャリソン vs ボリ+ヴィナーグレ+サイスのように数的不利になる場面もある中、精力的にプレスバックを怠らず、守備面でも貢献していました。


イウォビ:
ナイスゴール!

 

デルフ:
派手なプレーはないですが、パスの出し方とか相手の逆の取り方とかがうまかったです。守備でもカウンターになりそうな場面で潰したりといいプレーを披露していました。グバミンが戻ってくるまではデルフとゴメスで行きそう。


ゴメス:
たまにパスミスしたりと調子があまり上がってないようでしたが、守備では体の強さを生かしてボールを奪ってカウンターの起点になっていました。

 

注目ポイント

エバートンのビルドアップ、プレッシングの部分です。
まずはエバートンのビルドアップ。ウルブスはプレミアリーグでは珍しくボール非保持時に532になるので取り上げました。
まず、ウルブスのFWのCBへのプレッシングの開始点はおそらくミドルサードへ入ったくらい。そのため、CHがCBの間に落ちるという場面は少なくCB陣は落ち着いてボールを前進できました。
そして、5バックをイウォビ、リシャリソン、キーンでピン留。ウルブスのCH(デンドンケルとサイス)がSBに寄せるのですが、広範囲をカバーする必要があり、サイドチェンジでスライドが遅れることがあります。
そのため、SB前にかなりスペースがあったのでビルドアップは特に苦もなく行えていました。

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ビルドアップ

こちらのヒートマップを見ても分かると思います。

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ヒートマップ by WhoScored

そこから、今節よく行なっていたパターンはSBのアンダーラップで相手CHを連れて行き、相手CHが開けたスペースをSHや、CHが使う、というもの。
そこでフリーになったSH, CHはクロスを入れたり、キーン, シグルズソンに楔を入れたりしていました。
ここでは例としてコールマンがアンダーラップでサイスを連れて行き、空いたスペースをゴメスが使ってクロスを入れる説明。

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崩し

vimeo.com

 

続いてプレッシングです。プレッシングについては昨シーズンと違ったため取り上げました。
ウルブスのビルドアップは、3CBが開いて3142または開いた3CBの間にネベスが降りて442となります。システム的に見ると噛み合いますが、昨シーズンは相手の3CBに対して2FWがプレスに行っていて、ウルブス側に数的優位でボールを持たれて後手後手に回っていました。が今節は、3CBの真ん中コーディにキーンが、ネベスに対してはシグルズソンが、サイドに開いたHVボリー, ベネットに対してはリシャリソンとイウォビがプレスに行っていました。そのため、ウルブスは昨シーズンのように思い通りにビルドアップできていなかったと思います。ビルドアップは低い位置からのロングボールが多く、また、ショートパスでつなぐ場面では、CHがサイドに開いて数的優位を作るという場面が見られましたがチャンスには繋がっていませんでした。

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プレッシング

 

まとめ

昨シーズンはウルブスと勝ち点差3(ちょうど直接対決の勝ち点差分)で7位を譲りましたが今回、7位ひいては6位以内を目指すライバルとの直接対決に勝てたのは大きいですね!ウルブスは控え選手の層が厚いですね。この試合でクトローネ、ヴィナーグレ、サイス、トラオレがいい仕事をしていました。エバートンは攻撃のオプションはありますが、ディフェンス、特にCBの控えが物足りないですね。。。ホルゲート頑張ってほしい!
次節はボーンマスです!頑張れみんなのエバートン

19/20 PL 第2節 ワトフォード 戦

 

今回は第2節 ワトフォード 戦について書きます。ワトフォードはプレッシングからのショートカウンターが得意なチームという点でエバートンに似ているという印象があります。

今回私が注目していたのは、第1節のクリスタルパレス戦の記事(https://maedanoma.hatenablog.com/entry/2019/08/16/224306)にも書いたように、人数を合わせてプレッシングされた時のエバートンのビルドアップです。クリスタルパレス戦では相手が高い位置から人数を合わせてプレスするということはなく、数的優位を作りながら比較的簡単にミドルサードあたりまでボールを運べていました。ワトフォードはそうはいきません。昨シーズンはそういう相手に対しては無理せずロングボールを蹴っていたのでシウバ政権2シーズン目ではどう対応するか見ものでした。

 

試合総括

フォーメーション

 

怪我で出場が心配されたゴメスでしたがメンバーに入ってしました。シュナイデルランの出場停止でその枠にグバミンが入ったところ以外は第1節と変わらず。

 

試合内容

前半開始10分、ディニュのロングボールからベルナルジが一人でフィニッシュ!エバートンは昨シーズン後半、調子は良かったですが、セットプレーからの得点が多く流れの中からの得点が少なかったと思うので、今シーズン最初のゴールが流れの中から決まって良かったです。

しかしここからはワトフォードが少し優勢という感じで試合が進みます。相手CKからのヘッドがポストを叩くシーンもありましたが、後半途中までは危なげない戦いをしていたと感じます。後半の途中から相手のGK、CBからのロングボールをミナとディーニーが競合い、その裏でウェルベック、グレイとホルゲイト、キーンが2対2になる場面が何度かありました。その流れで、GKと1vs1の決定機を作られるシーンがありましたが、ピックフォードのスーパーセーブでなんとか防ぎました。

一方、攻撃陣も劣勢の中要所でカウンター、セットプレーから決定機を作っていましたが、決めきれず...

ですが、最終的に2試合連続クリーンシートを達成できたことは守備陣の自信にもつながったと思います。特にミナは昨シーズンはサブであったながらも、今シーズンの2試合は攻守両面で多大な貢献していると思います。

 

選手評

ゴメス:
攻撃面ではもちろんのこと、高い位置からのプレスでチャンスを作るなど守備面でもいいプレーをいくつも披露していました。守備時にファウルが少なかったのがショートカウンターにつながったと思います。
一方、カウンター時の守備で簡単に入れ替わられることがあり、そこ最悪いつものファウルで止めてくださいよという場面も。
 
グバミン:
ゴメス同様攻守両面で活躍していました。守備ではまだシステムに入りきれてない部分を感じますが対人守備の強さは随所で見せていたと思います。また攻撃面ではダイアゴナルなパスで攻撃を展開する場面もありました。しかし、ボールロストとパスミスが多いのが玉に瑕。

コールマン:
左SBもできる。切り込んでシュートまで打っとった。すごすぎる!

キーン、リシャリソン:
決定機!!!!

 

注目ポイント

ハイプレスに対するビルドアップです。最初に書きましたが、昨シーズンは無理せず、ロングボールを蹴っていましたが果たして・・・
下に添付した動画の一番最初の綺麗にハイプレスをかわしたシーンをピックアップします。
このシーンではスペースを連鎖的に使ってシステマチックなビルドアップになっていてとても美しかったです。

まず、「綺麗にかわす1」の動きで相手SHを下げ、相手CFを開かせ、真ん中の数的優位のスペースを作ります。そして、「綺麗にかわす2」で真ん中の数的優位を利用し、相手に後手に回らせ、ゴメスがフリーで前を向ける状況を作り出しました。

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綺麗にかわす1

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綺麗にかわす2

 

他のシーンでは、うまく相手SHの裏のスペースにいるSBを使っていました。
昨シーズンよりピックフォードのパスがうまくなっているような気が、しかも右足。(気のせい?)
もちろん! しっかり観客席に打ち込んでいるシーンもありました!笑
また、CBがミナになってことで、ズマなら簡単にGKに返すようなところでもスキをみてCHにパスを通すようなシーンもありました。昨シーズン安定した守備を見せていたズマが抜けたことで少し不安でしたが、ビルドアップの面ではミナが随所にうまさを見せていますし、2試合連続クリーンシートなので結果として良い方向に進んでいますね。

 

まとめ

第1節も含め確実にビルドアップのところが昨年よりよくなっておりビッグ6との試合が楽しみです。次は、アストンビラ戦。
ビラはトッテナム戦をみた感じ、エバートン戦でも低い位置でから繋いで行こうとすると思います。また、トッテナム戦で点を取ったときのようにカウンターに迫力がある(特にマギン)チームなので、後半オープンな試合展開になる前に、相手のビルドアップをハイプレスで捕まえて早い時間帯で先制点を奪えればなと思います。アストンビラ戦ではプレッシングに注目してみていこうと思います!

19/20 PL 第1節 クリスタルパレス戦

今シーズンも始まりました!
今年もよろしくお願いします。


本日は開幕戦であるクリスタルパレス戦について書きます。結果としては0-0で引き分けでした。結果とメンバーだけ見ると昨シーズンも後半に調子が良かったながらも勝ちきれなかった相手に昨シーズンと同じようなメンツで挑んだところ同じ結果になったというなんとも言えない状況です。
しかし、試合内容はシウバ政権2シーズン目となり1シーズン目のウィークポイント改善に取り組んだ跡が見えました。

 
試合総括


メンバーはゲイエが抜けたところ以外は変化なしでした。注目はCHの組み合わせです。昨シーズンゲイエが怪我で離脱していた間にもなかった組み合わせを今シーズンになって使っているところビルドアップにも重みを置きはじめた感じがあります。(または保守的に既存メンバーから守備力が高いシュナイデルランをゴメスのパートナーとして選んだか...)


試合内容としては前半はエバートンが狙っている形はあるもシュートまで行かないという場面が多く見られました。流れはエバートンにあり、攻撃時はCBラインのパス交換から全体を押し上げ、相手を自陣に押し込む形で危なげない試合運びをしていたように思います。ですが、前半終了間際のゴメスが負傷交代でグバミンが突然のエバートンデビューを果たしました。
後半はクリスタルパレスのカウンターからいくつか決定を作られました。モイゼ・キーンのデビューもありましたがシュナイデルランの退場もありその後は引き分け狙いでした。
クリスタルパレスが攻勢に出る中、リシャリソンがうまく時間を使っていたなという感じでした。
前半後半での大きな違いはゴメス⇨グバミンの交代です。前半はゴメスがボールを落ち着かせつつ、CBとのパス交換からじわじわと押し上げ、相手を自陣に押し込みカウンターをリスクを減らしていました。一方、後半、グバミンはボールを持つと縦への意識が強く、縦パス、ワンツーで低い位置からも相手を剥がしてボールを前に運ぶという形が多かったように思います。それもあって、低い位置でボールを奪われる回数が増え、相手にとって高い位置から攻撃が行われ決定機という場面が見られました。


注目ポイント

昨シーズンウィークポイントだった引かれた相手への攻撃についてです。そこに対してシウバが改善した部分が少し見えました。
昨シーズン同様無理に中から攻めずにサイドから崩そうとしています。ですが、右サイド、左サイドで崩し方が違いました。


ビルドアップ

まずビルドアップはSBが上がったスペースにシュナイデルランまたはゴメスが降りて2CB+1CHでパス交換しつつ押し上げます。


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右サイドで数的優位を作る

右サイドから攻める場合はシグルズソンが右サイドのエリアに降り数的優位、数的同数を作り、コンビネーションから突破してクロス、切り込んでシュートという狙いが見えました。


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vimeo.com

 


左サイドでスペースを作る

一方左サイドはシグルズソンが右サイドに行くのでその分スペースができます。またCBラインでのサイドチェンジにより相手のスライドが遅れるので、そこでチャネルを攻めるという狙いが見えました。


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vimeo.com


所感

引かれた相手に対する攻撃について書きましたが、次のワトフォードは高い位置から人数合わせてプレスに来ると思うので、そこにはどう対応するかが見ものです。去年までだとそういうチームに対しては無理せずロングボールでプレス主体でした。多分ゴメス間に合わず、シュナイデルラン出場停止なのでそこはそのままなのか。
試合総括に色々書きましたがもちろんグバミンを責めてるわけではないです。ゴメスの交代で突然出たにも関わらずファイナルサードではワンツーで相手を剥がそうとしたり、楔を入れたりなど攻撃面での貢献、特に下がった相手に対して今までのエバートンになかったアイデアを提供してくれそうな感じがしました。なのでめっちゃ期待してます!
あとシュナイデルランについてですが昨シーズンは結構批判されることが多かったように思いますが、クリスタルパレス戦ではビルドアップで少なくない貢献をしており、またカウンターの芽を潰す場面も多く、退場しなければひいき目に見てMOMM(Man Of the Match by Maeda)でした。

CLファイナリストとの差 その2

前回の続き
開幕直前に昨シーズンのエバートンについて振り返ろうぜ!という意図はなく、気づいたら本日19/20 の開幕戦でした。今更なのですが、ビルドアップ、プレッシング部分だけ振り返ろうと思います。
前の記事を読んで期待していた人いましたら申し訳ありません...(おらんかったかもしれんけど!)
 

ビルドアップ

まずはエバートンの今シーズンのビルドアップについて振り返ります。
もちろん、ビルドアップ自体相手のプレス戦術に合わせて行なっているため、
ここで書くのはこういう傾向にあったというものです。
便宜上、以下の4つの期間に区切って説明します。

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区切り

 

第1期

開幕からゴメスが出場するまでの期間。
以前からのエバートンと同じようにサイドの攻撃が中心になっていました。
ビルドアップも時間をかけず縦に早くという場面が多かったと思います。
プレッシングがメインでロングボールもよく使っていました。
 

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第1期の攻撃
 
 
 

第2期

ゴメスが出場してから17日間の休みまで。
この時期はゴメスにボールが集まってファーストサードからミドルサードへの持ち上がりがスムーズに行われるようになっていたと思います。
攻撃はゴメスを入れて工夫しようとしているのは感じましたが、第1期と変わらずサイドが中心でした。また基本的な狙いもSB裏ついてクロスとあまり変化を感じませんでした。
あとゴメスが溜めを作っていたのですが、持ちすぎ&低い位置で奪われてショートカウンター喰らうということもありました。ゴメスを使った低い位置からの組み立てに固執していた感じがありました。
 

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第3期

第1期に似た形。 ビルドアップも時間をかけず縦に早く。
メンバーとしてはゴメスの怪我もあって中盤はシュナイデルランとゲイエ。
第1期の形を極めたような感じ強豪相手には高い位置からのプレスでショートカウンターがメインでショートカウンターからは良い形が作れていました。また、第2期で問題になった引かれた相手に対しての攻め手がないという部分には、第1期の時のようにシンプルにサイドから攻めることで悪い奪われ方をする場面は減ったと思います。
 

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第4期

第3期にまとめても良かったが、来季に向けて中央からの崩しを色々試しているみたいだったので第4期として分けました。
37節のバーンリー戦とかは、ビルドアップ時は右SHのリシャリソンとOHシグルズソンがポジションチェンジして442でビルドアップする場面もありました。
そして最終節のトッテナム戦は可変でSBのズマが⇨右CBとしてビルドアップ、CHが攻撃に参加する場面が見られたました。可変システムが好きな私としては
このようなシステムを試したことで来期がとても楽しみに感じました。

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第4期の攻撃

トッテナムとの差

昨シーズンの最終節をみて、やはりビルドアップが大きな違いになっていると感じました。プレッシングの強度はエバートントッテナムであまり変わらないと思います。(やはりバリエーションはトテナムの方がある)

トッテナムのビルドアップでエバートンと差を感じたことは以下です。

  • バリエーション
    サイド、中央と局面に応じて様々なルートでライン間にパスを渡されていました。ルーカスがCHが付きにくいポジションに降りてきたり、シソコがSBの位置に降りたりと、相手の嫌なところをついて守備側を後手に回らせるのがうまいと感じました。
    エバートンは主にサイドでした。
  • 属人性の低さ
    人の動きでスペースを作り、そこにCF、OH、SHが降りてきたりと
    人に依存したビルドアップがあまりなかったと感じました。もちろんエリクセンのうまさやシソコの強さを生かした部分もありましたが、ビルドアップが人に依存していないところがフォーメーション、人が変わっても1シーズン戦えるところかなと思いました。(終盤に調子落としてましたが)

プレッシング

エバートンはボール非保持時は4-4-2になります。
よくあるパターンとして相手が4-4-2の場合と4-3-3の場合について記載しようと思います。

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4-3-3

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4-4-2

プレッシングは、昨シーズンを通して結構安定していたので今シーズンは
そこまで大きな変化はないかなと思っています。
ですが問題自体は、3つあると思います。

  • シグルズソンの守備力に依存している部分が大きい
    シグルズソンがかなり献身的に守備をするので相手もビルドアップで手こずることが多いです。守備面で変えが効かない一方、攻撃時はフィニッシュに絡む機会は多いがビルドアップにはあまり貢献しないこともあり(第4期はよかった)引いた相手には苦戦すること多かったです。
  • ズマの代役
    安定感のあったズマの代役が必要です。
  • ゴメスの守備力
    攻撃力のあるゴメスを使っていってほしいと思うのですが、シュナイデルランと比べて守備力が低いところです。具体的にはゴメスは足が早くないので守備時にはファウルで止める場面が多いです。昨年はプレッシングがエバートンの生命線になっていたので後半シュナイデルランが主に使われていましたが、今年はビルドアップからの攻撃にも期待しているのでゴメスには頑張ってほしいです!

最後に

今シーズンもマッチレビュしていくのでよろしくお願いします!
本日クリスタルパレスとの開幕戦でマッカーシーがでるかもしれませんが、
マッカーシークリスタルパレスで活躍してくれることを祈っています!泣

マッカーシーエバートンで活躍していた時期は、少ない補強金でうまくやりくりして上位に食い込むチームという感じでしたが、最近は(今シーズンは特に)お金をかけて補強してビッグ6を狙うという感じになりましたね。こういう形でチームが強くなると前から応援してた私としてはちょっと寂しいですが、エバートンがビッグ6に食い込むようなチームになって勝ち星が増え、嬉しい日が増えるのもいいですね!

CLファイナリストとの差 その1

CLファイナリストなのでライバル リバプールかと思いきや、18/19 PL最終節で戦ったトッテナムのことです。笑

 

はじめに

今回は18/19 PL最終節、エバートントッテナムの試合を元に今シーズンのエバートンについてビルドアップ、プレッシング、セットプレーの観点から振り返って行こうと思います。

また、それらを踏まえ、補強ポイント、ざっくりですが来シーズンの予想について話したいと思います。


まず、最終節のときの状況についてですが、8位のエバートンにとっては9位のレスターとの勝ち点差が2であるため最低限引き分けたいところでした。得失点が5くらい開いてるため引き分ければ8位は確実でした。

 

トッテナム戦の総括

試合としては、2-2の引き分けでした。

前半開始早々、CKからトッテナムが点がとりました。戦い方としては両チーム共プレッシングは高めの位置から、ビルドアップは丁寧に繋いでいくという感じでした。今回のエバートンは可変システムでビルドアップが興味深い形でした。一方、プレッシングではCBラインに降りたCHの対応に苦労しているようで結構ライン間までボールを運ばれていました。が決定機になる前に止めれていました。特にKWPからの仕掛けをディニュが封殺していました。

カウンターでは、トッテナムはボール奪取しても急いでは攻めず、一旦後ろに渡して組み立て直していました。エバートンはいつも通りボール奪ったら縦に早く行っていました。

後半開始からトッテナムはアリを下げて、ワニアマを入れてエリクセンを一列あげました。トッテナムとしては勝っているのでカウンター狙いっぽかったです。でもエバートンとしては、エリクセンがビルドアップにあまり関わらなくなり、トッテナムがSBから組み立てようとする機会が増え、エバートンのプレッシングにハマっているようでした。その後も均衡状態でしたが、エバートンがゴメスとルックマンを投入します。そしてその2人の組み立て、崩しからウォルコットが左足で!得点。この場面を観ると、ゴメスの展開力とルックマンの仕掛けが完璧で先発で使わないのがすごくもったいなく感じますね。ゴメスの展開力は、今のエバートンのMFで唯一のものだと思います。また、ルックマンの仕掛けもゾーンの間に仕掛けて、引きつけて、パスと完璧でした。その後はCKからトスンが決めて、逆転、ですぐにエリクセンのFKから同点という一気にゲームが動いて試合終了しました。

 

試合の総括はこれくらいにして、続いてトッテナム戦から今シーズンのエバートンのビルドアップについて振り返りたいと思います。

 

つづく...

チェルシー戦

3/18(月)のチェルシー戦、

主にチェルシーに対するエバートンのディフェンスの仕方について書きました。

オフェンスについても少し。


ディフェンス

噛み合わせ:

エバトンディフェンス時のシステムの噛み合わせですが、チェルシー433に対してエバトンは442なのでジョルジーニョが余ります。

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これに対してエバトンは前回同様ジョルジーニョに対してFWが1人つくという形。

ただ前回と違う点は、シグルズソンマンマークしているところ。

前回はたまにDCLがジョルジーニョについているシーンもありましたが、今回は完全にシグルズソンマンマーク。というか DCLはカバーシャドウ以外でジョルジーニョをあまり意識せずFWのプレッシングに専念していました。(このシーンでもDCLはジョルジーニョには寄せずCBにプレスに行く。)

 

これはDCLが前線の起点として計算できるようになったのでDCLを前に残すという意図があったと思います。

ジョルジーニョをマークすることで、相手の攻撃をサイドに誘導していました。


奪いどころ:

奪いどころは主にサイドとジョルジーニョの箇所。

まずサイドはいつも狙っている場所です。

ただ普段と違うのはサイドバックにボールが入っても高い位置からプレスに行かない。ダビド・ルイスがボールを持ってハーフウェイラインを超えたところでリシャリソンがプレス、DCLがプレスバックで狙っていました。

 

もう一つはジョルジーニョのところ。

こちらは前回同様、2FW、2CHジョルジーニョ囲んで入ったら挟んで奪ってショートカウンターという意図が見られました。

 


チェルシーの攻撃:

前回はジョルジーニョ封じで中央を防がれ守備ボックスの外からの攻撃でなかなかいい形が作れなかったチェルシーですが、今回はサイドチェンジからライン間HSやチャネルを狙った攻撃でチャンスを作っていました。

 

 


エバートンの対策:

前半は上記の攻撃でチャンスを作られていたエバートンですが、

後半は開始早々点をとったこともあってかディフェンス時にSHがあまり高い位置まで

追わずに、サイドチェンジに対応してHS、チャネルを使わせないようにしていました。

こちらがわかりやすいシーンです。まず、前半の対応です。

前半はバークリーの低いポジション取りに対してリシャリソンが寄せたことで

リュディガーのサイドチェンジを受けたアロンソにコールマンが寄せることとなりライン間のHSを使われてしまっています。

 

一方、後半はバークリーの低いポジション取りに対してはゲイエが寄せ、

アロンソにはリシャリソンが寄せ、HSを使わせませんでした。

前半のチェルシーの有効な攻撃に対して、後半しっかり対応できたことが無失点につながったと思います。


オフェンス 

ビッグ6に対しては無理に繋いで攻撃を組み立てることはないエバートンですが、

今回うまく行っていたパターンがありました。

それはサイドチェンジから右サイドを崩す攻撃です。

チェルシーのプレッシングの方法としてはファーストディフェンダーのFWが逆サイドにいる場合は、CHがCBまでプレスに来ます。それにより中盤が薄くなったところを攻めるという攻撃です。

以下のシーンではエバートンの左サイドにイグアインが寄り、キーンにボールが渡ったためCHのバークリーがプレスに来ました。バークリーはゲイエを隠しながらプレスにくるのでアザールがリシャリソンとコールマンの2つのコースを見ないといけなくなります。HSに通すわけにはいかないので、コールマンのコースを開けて高い位置でコールマンがフリーでボールを持つことができました。

24:50あたりでもほぼ同じ崩しがあったのでもともと狙っていた攻撃だと思います。

 

 

エバトンのディフェンス(vsリバプール)

主にエバートンのディフェンスについてです。


エバートン
ボール保持時:4231
ボール日保持時:442


リバプール
ボール保持時, ボール非保持時:433


システムの噛み合わせを見ると
エバートン守備時に442 vs 433となるのでリバプールのビルドアップの時にファビーニョのあたりをどういう風に守るのかが気になりました。

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開始直後をエバートンは、右シグルズソン、左DCLでCB間の横パスが出たタイミングで、シグルズソンがファンダイクにプレス、同時にDCLがファビーニョマークという動きで真ん中のパスコースを切っていました。

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ボールがサイドのアーノルドに行くとベルナルジが縦を切ってプレス、ファビーニョのコースはシグルズソンがカバー、
ヘンダーソンにはゲイエがマークして前を向かせないようにしていた。

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また、ファビーニョがCBの間に降りて、最終ライン3人でビルドアップをする場面では、マティプにボールを運ばせて、
シグルズソンファビーニョへのパスコースをカバーしつつプレスバック, マティプがAアーノルドに近い高さまで来たらベルナルジがプレスに行ってアーノルドへパスを誘導するしてサイドにボールを追いやりパスコースを消す。

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ヘンダーソンが降りていくこともあったが、その時もCBがボールを前に運んだ時と同じように守っていました。

という風にリバプールは色々試していましたが、チャンスは基本的にカウンターで、ビルドアップではあまりいい形は作れていませんでした。

ですが、アーノルドが高い位置、マティプが低い位置でCB、GKのパス回しでフリーになりボールを持ちが上がるとき、マティプに対して誰が行くのかというのがあいまいになっているようでした。

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(ゲイエ、ベルナルジどっちが行くのか)


そのため、後半が始まると、シグルズソンとDCLの距離感が前半より広がっていましたが、CBの持ち上がりに対して前からカバーに行けるようになり、前半より縦にコンパクトになっていました。

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(シグルズソンファビーニョによらず、マティプファビーニョ両方見れるポジション)


たしかに1度シグルズソンのプレスが遅れてマティプの持ち上がりからサラーが決定機を迎えた(キーンに見せ場を作った!)がそれ以外、マティプが攻め上がって決定機という場面は見られなかったのでそれがうまくいったのかなと思います。